備蓄と増える生ゴミ
籠城生活をしていると朝・昼・晩、そしてたまにおやつと、毎食自炊するせいかいつもより生ゴミの量が多い。。。
生ゴミってどうしてる?
生ゴミでなにより気になるのはそのにおい。。。
ゴミ回収の日まで密封した容器やゴミ袋に入れておく?においがしないように乾かしておく?冷凍庫へ入れておくっていうのもよく聞くね
そんな困った生ゴミ、うちではこれで処理している
自作したキエーロ
正式名称は、バクテリアdeキエーロというらしい
公式ホームページこちら
・キエーロとはいったいなんなのか
簡単に説明すると、土の中の微生物が生ゴミを分解し、生ゴミを土に還すことで
消してしまう装置である
装置とはいっても単に木の囲いの中に黒土が入っていて、日光はあたるけど雨は入らず、横から風が通るように隙間があるので通気が良い
たったそれだけの非常に簡単なつくりで、生ゴミの嫌なにおいもなければ虫もわかない
生ゴミを混ぜるだけで自然に土に還る
暖かいと分解のスピードがはやくなるため、夏場は特にあっという間に生ゴミが無くなっている
掘り返しても生ゴミは跡形もなく、ただのふかふかした黒い土になっている
このキエーロを作る前には、生ゴミはいつも庭のすみっこへ埋めていた
エコでも庭作りでもなんでもなく、ゴミの日まで待つのが嫌だというだけの理由だ
あらかじめ穴をほっておいて生ゴミを入れると、隣にまた穴を掘りその土を生ゴミにかぶせる。その繰り返し
これでも特に問題はなかったが、たまに穴が浅いと鳥や猫なんかにほじくり返して漁られることがあった
・かかった費用はほとんどゼロ!廃材で自作してみる
このキエーロを作ったきっかけは、地域のイベントで出た大量の廃材をもらったからである
もらいまーす!なんて気軽に言ってしまったものの、思っていたよりもかなり量が多く、使っていない倉庫になんとか運び込んだ
廃材が腐る前にさっさと減らさなければ白アリのエサになりかねない
綺麗な木材もあったので、飾り棚や本棚をいくつか作ったが、ほとんどはところどころペンキが塗られたいかにも廃材ですといったものばかり
屋外用のゴミ箱でも作るかな~と思いネットで作り方を探していると。。。
キエーロ?なんじゃこりゃ?
廃材でつくる、というキーワードに引っかかったようで同郷熊本の方のブログがふと目についた
ほぉ~ん、生ゴミをねぇ・・・別に庭に埋めるのと大差無さそうだけども・・・
と感じつつもなんせ大量の廃材がある
いっちょ作ってみるかー、とさっそく二台完成させた
あとはポリカの屋根をつけるだけ
一台は庭に置くことにし、一台は実家に使ってみてくれと押し付ける
使い初めてはや2年・・・
これ、すごくいい!!実家の母も今では大変気に入っている
なにが良いかというと、まず直で地面に埋めるよりもある程度の高さがあるため腰に負担がない
土もさらっとしていてふっかふかで、掘ったり埋めたりが全く苦にならない
埋めた生ゴミが消えていると、おっ!もう無くなってる!すげーな!と地味に楽しい
なにより、ずいぶん昔母にうるさく言われて土中式コンポストを使い(田舎の畑によくある緑のヤクルトみたいな形のアレ)フタを開けると強烈なにおい、悲鳴をあげたくなるほどにうじゃうじゃと虫が湧いていたあの悲劇がこのキエーロでは起こらない
←ヤクルトみたいだよね。トラウマ!!!
ガーガーガーガーと大きな音と振動に数ヶ月悩まされたのちに倉庫に押し込まれた生ゴミ乾燥機のような騒音もない
それから、キエーロの中に生ゴミを埋めていて感じたのは
適当にそのへんに埋めるよりも生ゴミからの発芽率が半端なく良いということ
スイカやカボチャ、じゃがいもやトマトがすぐに芽を出してくる
出てきたかぼちゃの芽を放置していたら、キエーロからはみ出してぐんぐんと伸び、こんなに育ったこともある
全くなんの世話もしていない
生ゴミをしっかり埋めていても、健気にぴょこぴょこぴょこぴょこと色んな芽が出てくるのである
土が栄養豊富なのと、透明なポリカのふたをかぶっていることで温室のような効果があるのかもしれない
これまでは気にせずに出てきた芽もいっしょに混ぜっ返してしまっていたが、今は出てきた芽を畑にそっと移植して、大きくなるのを楽しみにしている
庭がないお家用に、底があるタイプのベランダ用キエーロもあるので、庭がないけどやってみたいという方もぜひ使ってみて欲しい
もちろんこちらもにおいも出ないし虫もわかない
自作したい方は、上で紹介した公式ホームページで作り方の詳細、キエーロの使い方についても詳しく載っているので読んでみてね
自作する時間がない人や、廃材なんか無くてわざわざ材料を買わなくちゃならない人は、キエーロそのものを購入することもできる
自治体で販売しているところも多く、他にはシルバー人材センターや地域と提携している工務店などで買える
また、キエーロなどの生ごみ処理器を設置すると補助金がでるので、購入先や補助金関連の詳しい情報についてはお住まいの地域のホームページを探してみてほしい
購入費の6~8割程度、もしくは数万円の補助金が出る場合が多い
なぜ補助金が??と思ったので調べてみたところ、自治体としても生ゴミの処理にはかなりの金額がかかるため、少しでも生ゴミを減らしたいようだ
各家庭で生ゴミが処理できるようになると大幅なコスト削減に繋がるからということらしい
昔と違って、今は生ゴミ乾燥機も静かになっているかもしれないし、ヤクルト型の緑のアイツも上手く使えれば良い肥料ができる
キエーロは屋外かべランダで使うようにできているけど、室内で簡単に処理ができるものもあるみたい
今はひたすらに耐えるとき。。ゴミ出しだって極力減らしたい!
自宅で快適に過ごすためにも、自分に合ったやり方を見つけてみよう
同じく自宅籠城中のみんな、いつもより多い生ゴミに困っているときはぜひ参考にしてみてね!