もち米は米より備蓄向き!!
もち米を買う母
いつものように、母からかかってきた電話
「今日お米を買いに行ったらスーパーからお米なくなってたよ!!!なんだか怖くなっちゃった。。こんな田舎なのに、みんないっぱい買ってるのかしら?
仕方ないからとりあえずもち米買ってきたよ~」
えええええこんな田舎なのにスーパーから米が無くなるのか!?と内心ビビりつつも
米なら買い置きがあるぶんをわけるよ、今日はたまたまだと思うよ、、と母をなだめる
もち米買ったって、毎日お赤飯にでもするの?と聞くと
山菜おこわ、混ぜご飯、中華粥にちまき、焼きおにぎりなんかにしたらもち米でも大丈夫じゃないかな~あんたが小さい頃はもち米よく買ってたよ!と軽い返事
ああそういや子どもの頃に母が作ってくれるほんのり甘いちまき、好きだったな。。
そうか~なるほどね
個人的にはもち米ってハレの日に使う特別なものってイメージがあったんだけど、もち米もいろんなレシピがあるんだね
ということでもち米について少し調べてみる
ふだん食べているお米であるうるち米と、今回調べたもち米
大きな違いはでんぷんの成分のようだ
うるち米はアミロースが20%、アミロペクチン80%なのに対してもち米はアミロペクチンが100%でアミロースを含んでいない
そして重要なのがアミロースはアミロペクチンよりも劣化しやすいらしい
つまり、アミロースを含むうるち米よりアミロースが含まれないもち米の方が長期保存向きのようだ
へえ!お餅が長持ちするのはそういう理由もあったのか!!
また、業務用のお米会社ではもち米のコメント部分にもち米は油分が少なく酸化しにくいため長期保存が可能 とも紹介されていた
もちろん、冷暗所での密封保存や冷蔵保存など、保存方法は適切に!
そういえば買い出ししたとき割引になってたもち米買ったな、とふと思い出した
もち米でできるものを紹介しながら、なに作って食べたい?と聞いてみると
つきたてのおもちが食べたい!!と子どもからの返事
家でもちをつくるのは初めてだ!!!
まだつぶつぶしてるね
年末に近付くと実家に集まり餅をつく。
大量のもち米を前日からたっぷりの水に浸しておいて、かまどに薪をくべながら何段もせいろを積みあげる。羽釜の中には大根をまるまる1本放り込んでおく。
蒸し上がったもち米は順次餅つき機で回して、できあがった熱々のもちをみんなでせっせと丸める
叔父伯母、従兄弟やよくわからない親戚のおばちゃん家の分やら、数家族分のもちを一斉に作る、田舎ならではの行事だと思う
しかしもちってやたら冷凍庫に居座るので、去年の年末は我が家の分のもちをいつもの半分にしたのだった
今となって考えると餅は貴重な保存食。。せっかく人手もあるんだから、あの時いっぱい作っておくんだったなあ。。。
昔ながらの行事って本当によくできてる
もちの簡単な作り方を調べてみると、炊飯器で炊いたもち米をすり鉢でつくだけでもしっかりおもちになるとのこと
肉まん用に持っている小さいせいろで蒸しても良いんだけど、炊飯器でOKなら本当にお手軽レシピだ!!
うーん、すり鉢でつくというのはぼたもちを作る時とだいたい同じ手順のようだけど、ぼたもちのときはもち米も少量だったし、あえてツブツブした食感を残すようつくった
はたしてツブツブしてないなめらかおもちはできるのだろうか??
山椒の特大すりこぎでついたりすったりすること約15分
おお、なんだかずいぶんとなめらかになってきた!!!
もち米はおこわ炊飯モードで炊飯
規定量より気持ち水を少なめにしたものの、それでも水分が多かったようで少し柔らかめなおもちになった
蒸すのと違い炊飯器を使う場合はかなり固めに炊いておくと良いのかもしれない
なんとかおもちができた!!!
餅箱がないのでお盆にのせといた
できたてのおもちはやっぱり最高!!
米と同様にもち米もある程度備蓄しておくことに決めた
はじめに母が言っていたように、もち米を使ったレシピは思った以上にたくさんあるからだ
調理して食べても良し、今回のように一度にもちを作って保存しておくのも良いね
美味しそうなレシピいくつか見つけたのでのっけておきます
どうか今年の年末にはいつものように、家族みんなでもちつきができることを祈る。。
ああ、蒸しあがったばかりのもち米にお醤油を垂らして、従兄弟とこっそりつまみ食いする年末が待ち遠しい!